エジソン箸のデメリットとメリットは?普通の箸への切り替えるタイミングも紹介!

エジソン箸を使ったら、普通の箸が手放せなくなると言われています。これまでそんな声を耳にしたことはありませんか?「じゃあ、エジソン箸って本当に必要なのかな?」という疑問がわき上がるかもしれませんが、安心してください。実際、エジソン箸を使った人たち全員が普通の箸への移行に問題を抱えるわけではありません。

エジソン箸の利点と欠点を理解し、それに基づいて判断しましょう。

エジソン箸のメリット・デメリット

エジソン箸は、2本の箸が連結され、指を通すリングが付いている特殊な箸です。

子どもの手の発達に着目すると、エジソン箸の利点と欠点が明確になります。

エジソン箸の利点:

グーパーの動きで使用可能: リングに指を入れ、手を握るだけで箸の開閉ができます。
握りやすい: 手先が不器用でも簡単に箸を使うことができます。
成功体験: 「箸で食べている」という成功体験を得られます。
興味喚起: 子供たちの興味を引き、すぐに使ってみたくなるでしょう。
モチベーション向上: 好きなキャラクターの箸を使うことでやる気がアップします。
エジソン箸の欠点:

親指の力の発達不足: 上の箸を支えるための親指の力が鍛えられません。
下の箸の支持練習ができない: 箸同士が連結しているため、下の箸を支える練習ができません。
普通の箸を使う場合、上の箸を親指の腹で支えながら、人さし指と中指を使います。一方、下の箸はくすり指に乗せます。

エジソン箸では、箸を開く際に親指が動くため、親指と箸が離れてしまいます(リングに指を入れて操作するため)。

また、箸同士が連結しているため、下の箸を支えるための練習ができません。

エジソン箸は使わない方がいいのか

エジソン箸を使うことで、「箸がつかえた!」という成功体験を得やすくなります。また、お手本や声かけが難しい場合でも、指を置く場所や置き方を学ぶことができるのがポイントです。

このため、私は初めて箸を持つ2歳前後の子供にエジソン箸を使わせることに賛成です。

一方で、手や指の細かい動きが向上してきた子供には、普通の箸を使わせるのがおすすめです。普通の箸でうまく持てず、練習を嫌がるようであれば、指リングのついていない補助箸から始めるのも良いでしょう。

【エジソン箸の対象】
〇:2歳前後の箸デビューの子供

△:手先が器用になってきた子供
  ⇒普通の箸を使わせる

普通の箸のおすすめは、軽くて持ちやすい六角知能箸(せいわ)です。補助箸を検討する場合は、手のかまえをサポートする「はじめてサポートお箸」(ベビーレーベル)を試してみてください。

エジソン箸のやめどき

エジソン箸から補助なしの箸に切り替えるタイミングについてご紹介します。

もしエジソン箸を使っていない場合は、普通の箸を使い始めるタイミングとして以下のチェックポイントをご確認ください。

指でチョキや指で数字を示すことができる
クレヨンなどを3本の指(親指・人さし指・中指)で持つことができる
ハサミを使える
これらの項目に当てはまる場合、お子さんの手や指先の微細な動きが上手になっているサインです。

補助のない箸にチャレンジしてみるのも良いかもしれません!

エジソン箸しか使いたがらないとき

エジソン箸(Ⅰ)に慣れてしまうと、他の種類の箸を嫌がるかもしれません。そんなときは、エジソン箸KID’Sへの移行もおすすめです。

ⅠとKID’Sの違いは、親指のリングの有無です。KID’Sには親指のリングがなく、代わりに親指を支えるフックが付いています。これにより、エジソン箸KID’Sでは親指の腹で箸を支える練習がしやすくなります。

エジソン箸以外の箸を持ちたがらない場合でも、見た目が似ているエジソン箸KID’Sなら受け入れてくれることもあります。

エジソン箸KID’Sに慣れると、補助のない箸(ベビーレーベル(コンビ)や六角知能箸など)への移行もスムーズに行えるでしょう。

まとめ:エジソン箸はつかい方次第

箸が初めてでも簡単に使えるエジソン箸。

箸に興味を持ち始めた2歳前後の子供には、エジソン箸を使わせるのが良いでしょう。

手先が器用になったら、普通の箸やエジソン箸以外の補助箸で練習することをおすすめします。

エジソン箸のメリット・デメリットを確認し、子供に適した箸かどうかを判断してくださいね。

エジソン箸のメリット:

グーパーの動きで使える
握りやすい
「箸で食べている」という成功体験が得られる
箸に興味があればすぐに使える
好きなキャラクターの箸でモチベーションがアップする
エジソン箸のデメリット:

親指の腹で上の箸を支える力が鍛えられない
下の箸を支える練習ができない
「エジソン箸は使わない方がいい」というよりも、「デメリットよりもメリットが大きければ使う」という視点で考えると良いです。

箸の練習には正解や不正解はないので、気軽に取り組んでください!

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