急ですが、あなたの家には「テレビ」がありますか?
恐らく、こちらの記事を読んでいる方の多くは、まだ「ある」と思いますが、同時に「手放してみようかな…」と考えているのではないでしょうか。
しかし、テレビを手放すことは勇気がいる決断です。できれば、その前に先輩たちの経験談を知りたいと思いませんか?
そこで今回は、「テレビのない生活はどうなるのか?」というテーマで、生活の変化やテレビを手放すことのメリット・デメリットについて、引っ越しの際に思い切って手放し、これまで3年近くその生活を送ってきた男性の体験をご紹介します。
テレビなし生活で起こった変化
テレビを手放すと、生活環境が大きく変わります。私が経験した4つの変化は以下の通りです。
テレビなし生活で起きた変化
欲しい情報は自分で探しに行く生活になる
テレビは電源を入れるだけで情報が供給される受動的な媒体です。しかし、テレビを手放してからは、情報を探しに行く自発的な生活に変わりました。アプリやインターネットで情報を検索することが日常となりました。
Youtubeの視聴時間が増える
食事中の娯楽として、テレビの代わりにYoutubeを利用するようになりました。このスタイルは以前からですが、テレビを手放してからは、Youtubeの視聴時間がさらに増えました。
サブスクの配信サービスに登録したくなる
Youtubeは無料で視聴できるコンテンツもありますが、長時間見続けると飽きてしまうことがあります。特に映画やドラマ、アニメなどのストーリー性のあるコンテンツは見逃せません。そのため、サブスクリプション配信サービスに登録し、映画やアニメを楽しむようになりました。主に「U-NEXT」と「Amazon Prime」を利用しています。
久々にテレビを観ると懐かしい感覚になる
銭湯や友人の家などでテレビを見ると、CMやプロの演出、キャスターの話し方など、Youtubeとは異なる雰囲気に懐かしさを感じます。テレビとYoutubeではやはり違いがありますね。
これらの変化を経験することで、テレビを手放すことの意義や生活への影響を実感しました。
テレビなし生活で感じたメリット・デメリット
上で述べた生活の変化により感じたメリットとデメリットを以下にまとめます。
メリット
ネガティブな情報に振り回されなくなる
テレビで流れる暗いニュースやゴシップを見なくなり、心が穏やかになった。
情報に振り回されることがなくなり、生活の質が向上した。
自分のために時間を使えるようになる
テレビに夢中になって時間を浪費することがなくなり、自分のやりたいことに時間を使えるようになった。
テレビを見ながらのダラダラした作業がなくなり、集中力が向上した。
自分を見つめ直す時間ができる
テレビがない状態で無音の世界になると、自分の内面に向き合う時間が増えた。
情報に感情を左右されることがなくなり、現実的な問題に対処するための行動を取れるようになった。
部屋が広くなる
テレビやテレビ台のスペースがなくなり、部屋が広く使えるようになった。
掃除がしやすくなり、生活空間の使い勝手が良くなった。
物欲が減って節約になる
テレビを通じたCMやバラエティ番組による誘惑が減り、無駄な買い物が減った。
必要なものだけを購入するようになり、節約効果が生まれた。
海外移住できる自信がつく
テレビがない生活が当たり前になることで、海外生活における番組視聴への依存心がなくなり、海外での生活に自信を持てるようになった。
デメリット
情報収集に偏りが出る
テレビを手放したことで、情報源が限定される傾向がある。特に、ツイッターなどの一部のメディアからの情報収集に偏りが生じることがある。
ニュースアプリなどを活用しても、面倒に感じてしまい、結局は便利なツイッターなどのSNSが主要な情報源となることがある。
季節感が無くなる(特に年末年始)
テレビなし生活では、季節感が薄れることがある。特に、年末年始の特別な番組やイベントがないため、年越しの楽しみが減ることがある。
災害時の情報収集が難しい
テレビがない状況では、災害時の情報収集が困難になる場合がある。テレビの緊急地震速報など、リアルタイムの情報を得ることが難しくなる。
テレビを通じた情報収集は受動的であり、スマートフォンやインターネットを用いた積極的な情報収集に比べて、手間がかかる。
スマホ依存になる可能性
テレビを手放しても、スマートフォンや動画配信サービスに依存する可能性がある。特に、スマートフォンを無駄に見ることで、テレビのダラダラ視聴からスマホのダラダラ視聴に移行してしまうことがある。
スマートフォンの利用制限が必要になる場合があり、自制心が必要とされる。
家に人を呼びづらくなる
無音や静寂を好む場合、テレビがない環境では人を家に呼びにくくなる場合がある。特に、テレビがないことでリラックスすることが難しくなる人もいる。
自宅での娯楽が限定されることで、外出先での交流が増える可能性がある。
これらのデメリットは、テレビを手放すことによって生じる可能性がありますが、それぞれの人によって異なる影響を与える可能性があります。
テレビと上手に付き合うことが大切だと感じた
実際にテレビなし生活を経験してみて、テレビの良い面にも気づかされ、「テレビと上手に付き合うことも大切だな〜」と感じました。
最初の1年経過時点では、次の引越しでテレビも復活させようかな…?と思っていましたが、3年近く経った今では正直、NHK受信料が発生してしまうのが嫌で、チューナーレステレビにしようかと考えています。
災害時の懸念が解消されていないのは事実ですが、やはり普段視聴しないものにお金を払うのは無駄遣いだな…と感じるのが正直なところです。
テレビなし生活の体験談を共有しましたが、テレビなし生活は、やりたいことに集中したい方や、受験生の方、浮世離れしてみたい方におすすめのライフスタイルです。
しかし、合わない人にとってはなかなかの苦行になるかもしれません。まずはコンセントを抜いて押し入れに封印するところから始めてみて、自分に合っているかどうかを感じてみてください!
それでは、今回はこの辺で。